着の身着のままで水中転落したら… 「カナヅチ」記者が救助を体験

有料記事

鶴信吾
【動画】機動隊のプールで、服を着たまま水中に入り救助される体験をした=大山稜撮影
[PR]

 海や川に近づく機会が増える夏休みは、悲惨な水難事故が後を絶たない。いざ自分がおぼれてしまったときどうしたらよいのか。まったく泳げない記者(31)が警視庁特殊救助隊の協力を得て、着衣のままの「水中転落」を体験した。

 7月下旬、東京都江戸川区。「かっぱの2機」の愛称を持ち、水難救助の部隊がある警視庁第2機動隊のプールに半袖シャツにジーパン姿の記者が「転落」した。

 プールは底が階段状になっており、深さが1・3メートル、3メートル、5メートルと3段階ある。記者が入ったのは、もっとも浅い1・3メートルの深さの場所だ。

慌てずに「背浮き」を

 「とにかくまず、浮くことが重要です」

 特殊救助隊の新家隆志警部補から声をかけられた。水面に垂直な姿勢だと沈んでしまうし、無理に泳いだり助けを求めて声を上げたりすると水を飲み、さらにパニックになる可能性もある。おぼれそうだと感じても、慌てないことが大事だという。

 水中で取るべき姿勢は仰向けに浮かぶ「背浮き」。指示通り、立った状態から仰向けになり、息を吸って肺に空気をため、手を伸ばして全身の力を抜いた。

 しかし、足の方から沈んでしまう。泳ぐのに邪魔だと考えて靴を脱いでプールに入っていたが、新家警部補によると「浮力になるので脱がない方がよかった」という。

 ふたをした2リットルの空のペットボトルの「浮き具」を投げ入れてもらった。胸に抱くと、足は沈まなくなった。

背後から救助、そのわけは……

 今度は水深3メートルの地点…

この記事は有料記事です。残り778文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!