日野とトヨタを米国で提訴 物流事業者ら「過去の不正行為で損害」

神山純一、近藤郷平
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 トラック大手の日野自動車は12日、日野と親会社のトヨタ自動車など計4社が、米国の物流事業会社などから米国で訴訟を起こされたと発表した。日野が2004年から21年ごろに販売したトラックの購入者らを代表する集団訴訟で、原告側は「過去の不正行為などに起因して損害を被った」として、損害賠償などを求めている。請求金額は明らかにされていない。

 日野は3月、エンジンの排ガスや燃費の性能を偽る不正があったことを公表。外部の有識者でつくる特別調査委員会は2日、03年の規制対応をきっかけに幅広い機種で偽ってきたとの報告書を出した。

 日野は「訴状の送達を受けた場合、適切な対応をしていく」とコメントした。訴訟と、公表した不正行為との関係については「分からない」としている。

 トヨタは「集団訴訟に至ったことは残念。今後、当社の立場をしっかり主張していくが、係争中の案件で、これ以上のコメントは差し控える」とした。(神山純一、近藤郷平)