愛工大名電に届いた突然の訃報 心宿るグラブや帽子と「勝ち登れ」

有料記事

土井良典
[PR]

(12日、全国高校野球選手権大会2回戦 八戸学院光星5-6愛工大名電)

 劣勢に立たされたときや反撃のチャンスがきたとき、愛工大名電の選手は甲子園球場の上に広がる空を見上げた。こぶしやバットを高く掲げ、そこにいると信じている球友に祈った。「勝登(しょうと)、力を貸してくれ」

 12日の八戸学院光星(青森)戦。打ち勝った初戦の星稜(石川)戦とは一転し、終盤までは厳しい展開となった。試合が動いた七回、愛工大名電は4点差を追いつき、延長へ。

 5―5の延長十回、エースで主将の有馬伽久(がく)君(3年)の打球は左翼手を越えた。三塁ベースに滑り込む。セーフを確認すると両手を頭の上で合わせ、大空を見つめた。「打たせてくれてありがとう」

 今夏の愛知大会に向けて練習を重ねる選手のもとに、突然の悲報が届いた。

 チームメートの瀬戸勝登君(3年)が6月1日、心不全で亡くなった。

 父の洋介さん(48)による…

この記事は有料記事です。残り735文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(秋トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!