大雨で地下歩道が冠水、女性が水死 再発防止に市が検証委立ち上げ

松浦和夫
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 大雨で増水した滋賀県近江八幡市の地下歩道で、近くに住む女性が水死した事故を受け、市は12日、当時の状況や今後の対策などを協議する検証委員会を立ち上げた。委員会は有識者ら10人で構成。今年中に再発防止策などをまとめ、市に報告書を提出する。

 事故は7月19日に近江八幡市安土町下豊浦で発生した。JR安土駅近くの線路をくぐる地下歩道が冠水し、午後3時10分ごろ、近くの女性(72)が亡くなっているのが見つかった。

 市によると、この地下歩道は大雨でたびたび冠水。19日は記録的短時間大雨情報が発表された。検証委によると、現場の地下歩道は午前11時半ごろで水深約1・3メートル、正午ごろには水深約2・6メートルに達していたという。地下歩道のうち、県道部分は正午すぎに通行止めにされたが、市道部分は午後4時45分ごろまで通行止めになっていなかった。

 検証委はこの日、現場の地下歩道を視察した。その後、市の担当部局から当日の状況を聞き取った。今後、2~3回委員会を開き、再発防止策をまとめる。(松浦和夫)