カジュアルな装いの佳子さま、キャンプファイアで歌に手拍子も

多田晃子

 少年少女や青年男女らが参加するボーイスカウトやガールスカウト。実は古くから皇室の方々が関わってきた。7日には秋篠宮ご夫妻がボーイスカウトの大会に出席し、次女佳子さまがガールスカウトのキャンプに参加した。現地での様子を皇室の関わりとともに紹介する。

 長野市の戸隠ガールスカウトセンター。ワンボックス車から降り立った佳子さまは、白のジャケットに黒のパンツ姿で夏らしいクラッチバッグを手にしていた。

 普段の公務よりカジュアルな装いで訪れたのは、日本のガールスカウト運動100周年を記念した「100周年インターナショナルキャンプin戸隠」。国内の中高生約90人が参加したキャンプだ。ジェンダー問題について代表グループが発表する場に、佳子さまは参加者と同じ水色のネッカチーフを巻いて登場。メモを取りながら耳を傾け、発表が終わると拍手を送っていた。

「燃えろよ燃えろ」にあわせて手拍子も

 その後の懇談では、参加者の緊張をほぐすように笑顔で「どうでしたか? 発表してみて」「チームで意見をまとめていくのは大変じゃなかったですか」などと質問。「1回目の発表と2回目の発表で少し(内容を)変えられたのかなと思ったんですけど、皆さんで話し合ったりされたんですか」と具体的に尋ねる場面も。「よく短い時間で準備されましたよね」「すごくよくまとまっていてすばらしいなと感じました」とねぎらっていた。

 夜にはキャンプファイアを体験。まきに点火し、「燃えろよ燃えろ」の歌にあわせて手拍子をするなどして参加者と交流した。この日は、行事の合間に参加者とガールズトークをしたり、笑顔で手を振ったり。自然体の振る舞いが印象的だった。

 佳子さまは高校1年生の2010年8月、母親の紀子さまとともにガールスカウトの国際キャンプに初めて参加。国内外の参加者と同じピンクのTシャツ姿で交流を深めた。コロナ禍で迎えた「国際ガールズメッセ」の20年のプレイベントや21年の式典にはオンラインで参加し、ビデオメッセージであいさつをするなどした。

 皇室のガールスカウトへの関わりは古く、ガールスカウト日本連盟によると、1957年の第1回全国大会に故・秩父宮妃勢津子さまが出席して以降、主に女性皇族が出席してきた。皇太子妃だった上皇后美智子さまのほか、上皇ご夫妻の長女黒田清子さんは10代の紀宮さま時代に美智子さまとキャンプに参加して以降、皇族として長年関わった。

かつては東宮御所の敷地でキャンプも

 一方、ボーイスカウト日本連盟によると、56年の「第1回日本ジャンボリー」の大集会には皇太子だった上皇さまが出席し、その後は美智子さまと出席したことも。78年の第7回にはご一家で出席。初出席した浩宮さま時代の天皇陛下は、その後何度も大会に出席し、野営体験もした。

 関係者によると、陛下は当時お住まいだった東宮御所の敷地内で1泊2日のボーイスカウトのキャンプに参加したこともあるという。同連盟創立100周年の今年は、秋篠宮ご夫妻が「第18回日本スカウトジャンボリー」の東京都内で開かれた大集会に出席。代表スカウトとも懇談し、秋篠宮さまは78年の訪問時を振り返り「スカウトの人々が何をしているのかを知り、テントにも宿泊してなかなか楽しい時間を過ごしました」と話した。

 同連盟関係者は「皇室の方々とお話をする機会を頂けるのはありがたく、励みになる。皇室の方々もスカウトの体験や活動があるからこそ、深い理解を寄せて下さっているのだと思う」と話す。(多田晃子)