軍用空港爆発のクリミア、隣接するロシアのリゾート地で見た戦争の影

有料記事ウクライナ情勢

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 ロシアが占拠するウクライナ南部クリミア半島の軍用空港で9日、大きな爆発があった。同半島に隣接するロシア南部クラスノダール地方のリゾート地タマニは観光シーズンのピークを迎え、クリミアやモスクワなどから多くの観光客が押し寄せている。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻は、人々の心に影を落としていた。

 タマニから少し離れた場所を車で移動中、突然、「Z」マークがついた軍用車両が現れた。「Z」は、ウクライナ侵攻に参加したロシア軍車両に描かれ、味方と敵の識別に使われているとされる。

 タマニはクリミアと結ぶ「クリミア橋」のロシア側の起点。車両はクリミア経由でウクライナから戻ってきた可能性もある。ほかにも何台もの軍用車両とすれ違い、戦争の最前線に近い場所だと実感した。

 もっとも、幹線道路を離れて海岸に向かうと、まったく別の光景が広がっていた。ビーチでは大勢の人が海水浴や日光浴を楽しみ、クリミアへの観光を誘う広告もあった。レストランも観光客でほぼ満席だった。

 黒海とアゾフ海に挟まれたタ…

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    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年8月14日9時44分 投稿
    【視点】

    ロシアおよびウクライナの情勢を見る上で、意外と見逃せない要因が、両国民ともビーチリゾートへの憧れが非常に強いという点ではないか。 冬が長く厳しい両国では、人々は夏の間にふんだんに日光を浴びようとする。そうしないと、冬に風邪をひくと信じられ