トランプ氏宅捜索、「最高機密文書」を押収 防衛機密の扱いが焦点か

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ワシントン=高野遼
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 米フロリダ州の連邦地裁は12日、米連邦捜査局(FBI)がトランプ前米大統領の自宅を捜索した際の、捜索令状と押収品リストを開示した。「トップシークレット(最高機密)」を含む11組の機密文書などが押収され、特に防衛機密に関わる文書に司法当局が関心を寄せていたことが判明した。

 捜索令状に書かれた容疑は、①防衛情報を無許可で保持することなどを禁じるスパイ防止法②公文書の隠匿や破棄などを禁じる法律③捜査妨害のための文書隠匿などを禁じる法律――の三つの違反疑いだった。

 また押収品の対象には、「国家防衛や機密情報の保管や送信などに関わる情報」とも明記されていた。

 トランプ氏が昨年1月に大統領を退任した際、ホワイトハウスから持ち出した機密情報のうち、特に国家安全保障に関わる文書に捜査当局が関心を持っていたことがうかがえる。

 押収品リストは33点に及び、機密文書を含む20箱以上の証拠品が押収されたことが明らかになった。機密文書は11組あり、うち5組は「最高機密」、ほかは「機密」などと記載されていた。

 米紙ワシントン・ポストは11日、捜索の狙いに、核兵器に関連する機密文書があったと報じた。だが開示された押収品リストには、文書の具体的な内容までは書かれていなかった。

 押収品リストには「多岐にわたる最高機密書類」などと記載され、詳細は不明。一部には「仏大統領についての情報」や「手書きメモ」といった記載もあった。

 捜索令状によると、捜索先は…

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    福田充
    (日本大学危機管理学部教授)
    2022年8月13日12時44分 投稿
    【視点】

    トランプ前大統領がこれらの国家機密を退任までに意図的に持ち出して自宅、特にこの別荘に隠したことはほぼ間違いない。 押収品リストは33点、20箱以上。そのうち機密文書は11組、5組は「最高機密」に分類された国家機密だ。スパイ防止法など3つの