見知らぬ土地で殻を破れた日課のカラオケ 帝京五・鳥居がつけた自信

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高橋健人
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帝京五(愛媛)・鳥居優輝外野手(3年)

 兵庫県尼崎市の実家は、甲子園まで自転車で20分ほどのところにある。

 野球を始めた小学4年から、中学3年まで毎夏、欠かさず高校野球を見にいった。

 印象に強く残っているのは応援の迫力だ。

 「自分もここに立ってみたい」

 そう思うようになった。

 高校進学を考えたとき、兵庫から甲子園を目指すことも頭をよぎった。

 ただ、150校以上の中で頂点に立つ必要があった。

 愛媛は兵庫に比べて参加校が3分の1ほどだ。

 どちらの県からも全国優勝校が出ている。

 甲子園での県勢の勝率は、愛媛の方が上だ。

 「高いレベルで野球ができて、地元よりも甲子園に出やすい」

 帝京五への進学を決めた。

 親元を離れての生活。

 見知らぬ土地での暮らしが不安だった。

 おとなしい性格で積極的に人に声を掛けられるタイプではない。

 そんな自分があの夜をきっかけに、変わった。

 昨年12月、寮の自室でユー…

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