秋田で大雨、川の氾濫が相次ぐ 五城目町は「緊急安全確保」

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 停滞した前線の影響で大雨が続く秋田県では、13日未明から午前にかけて川の氾濫(はんらん)が相次いだ。

 五城目(ごじょうめ)町は13日未明、町内を流れる内川川が氾濫したとして、富津内(ふつない)地区の170世帯397人と内川地区の134世帯319人に、避難情報で最も警戒レベルが高い「緊急安全確保」を出した。床上・床下あわせて約110棟が浸水している。町は、急いで自宅の2階に逃げるなどして命を守る行動をとるよう呼びかけている。また県によると、13日午前9時40分には由利本荘市を流れる芋川も氾濫した。

 気象庁によると、五城目町では、13日未明までの24時間に平年の8月1カ月分を上回る180・5ミリの降水を記録し、8月の観測史上最多を更新した。

 秋田県警などによると、けが人は確認されていないが、国道105号や国道285号で土砂崩れや倒木が起きた。日本海沿岸東北自動車道の周辺でも土砂崩れがあり、仁賀保IC―大内JCT間が13日午前10時現在で通行止めになっている。

 東北自動車道も12日夜、土砂崩れが発生し、十和田IC(秋田県鹿角市)―碇ケ関IC(青森県平川市)間の上下線が通行止めになっている。土砂崩れが起きた直後、下り線で大型トラックが土砂に乗り上げたが、けがはなかった。

 JR東日本秋田支社によると、特急つがると快速リゾートしらかみの全区間を運休。男鹿線(追分―男鹿)、奥羽線(追分―弘前、浪岡―新青森)、五能線(能代―弘前)、花輪線(大館―荒屋新町)が運転を見合わせた。奥羽線や五能線などの一部区間は本数を減らした。