100回目のコミケ 小さな会議室から国内最大の同人誌即売会に

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滝沢貴大
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 国内最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」が13日、東京都江東区東京ビッグサイトで始まった。今回で100回目を迎えたコミケは1975年、小さな会議室から出発した。「表現の場を守る」との思いで歩み続けて約半世紀。50万人超が訪れるイベントに成長した。

 広大なホールに個人や団体が自費出版した同人誌を販売する長机が整然と並ぶ。午前10時半の開場を迎えると、来場者がその間を縫うように歩き、お目当ての作品を探していた。初参加という津市の公務員男性(26)は「初めての空気感。好きなクリエーターの本を買うのが楽しみ」という。茨城県つくばみらい市の会社員男性(48)は1990年代から毎回のように参加してきた。コロナ禍で前々回は中止、前回と今回は規模縮小ながらも、「とにかく開催できてよかった」。

 主催するコミックマーケット準備会によると、70年代ごろ、同人誌の制作を請け負う印刷所が増え、各地で即売会が開かれるようになった。最初のコミケも、若い社会人らでつくる漫画批評サークル「迷宮」が75年12月21日、東京都港区の小さな会議室で開いた。32のサークルが出店し、約700人が訪れたという。

 大学の漫画研究会などの口コ…

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