「早く帰りたい」子どもは言うけど… 8月、長崎を訪れた親子連れは

有料記事核といのちを考える

豊島鉄博、杉山あかり
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 原爆投下から77年を迎えた長崎。8月に長崎市を訪れる人の中には、夏休みの親子連れも目立つ。親子でどう学び、伝えているのか。10日、長崎原爆資料館平和公園で尋ねた。

 横浜市から家族3人で訪れた住本和則さん(59)は2カ月前に旅行を決め、「たまたま」原爆の日の翌日にやってきた。

 戦時中に疎開していた両親から、戦争の話は聞いたことがない。ウクライナの報道を見ても、実感が湧かないことも多い。

 それでも資料館を回り、長崎の惨状をしっかり知ることができた。「もし今、77年前と同じようなことが起きたら、一体どうなるのか。本当に恐ろしい」。息子の裕哉さん(22)は、中学3年の修学旅行以来の長崎訪問。「前回よりじっくり見られて良かった」と語った。

 京都市の続木琢久(たくなが)さん(47)は、妻と息子と3人で平和公園にある「平和の泉」に足を運んだ。戦跡を巡るのが好きで、新婚旅行で米ハワイ・真珠湾にも行ったことがあるが、長崎は初めてだ。

 地元も原爆投下の候補地だったことに触れつつ、「当日の9日も、原爆搭載機の燃料が切れそうになりながら、当初とは違う場所に投下したことを資料館で初めて知った。本当に悲劇だと思う」と話す。

 息子の瑛久(あきひさ)さん(6)は「爆弾(の模型)が大きくてびっくり」と驚いた様子だった。

 悲惨さを伝える資料館の展示は、子どもたちにとって衝撃も強い。

 つくば市から来た男性(40…

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