存在感増すトランプ氏、造反者に刺客 米中間選挙で200人超を推薦

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ワシントン=高野遼
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 11月の中間選挙に向け、トランプ前大統領が存在感を増している。220人以上の候補者に推薦を出して勢力を広めつつ、共和党内の「反トランプ派」には「刺客候補」をぶつけて再選を阻んできた。近く、2年後の大統領選に向けた出馬宣言をするかどうかも注目されている。

 「反トランプ派」を標的にした刺客作戦は大詰めを迎えている。

弾劾賛成議員を狙い撃ち

 「また1人、弾劾(だんがい)者を倒した」。今月10日、トランプ氏は祝福の言葉をSNSに投稿した。

 ワシントン州における下院議員候補を決める予備選で、7選を狙った共和党のボイトラー下院議員が敗れたためだ。代わって当選したのは、トランプ氏が送り込んだ「刺客候補」だった。

 昨年1月の議会襲撃事件を受け、民主党はトランプ氏の弾劾(だんがい)訴追を提案した。これに共和党から賛成した下院議員が10人。これらの議員が「裏切り者」として狙い撃ちにされている。

 10人のうち、予備選を勝ち抜いて11月の中間選挙に出馬できる議員は2人にとどまる。3人は予備選で「刺客」に敗れ、4人は不出馬を決めた。

 そして最後の1人が、リズ・チェイニー下院議員だ。ブッシュ(子)政権の副大統領だったディック・チェイニー氏を父に持ち、自らも過去3回の選挙で圧勝してきた。

 だがトランプ氏を批判したことで状況は一変した。16日に投開票されるワイオミング州予備選に向けて、世論調査では「刺客候補」にリードを許す苦しい展開となっている。

 中間選挙をめぐり、トランプ氏は刺客候補を含む220人以上(上下院、州知事選など)の候補者たちに推薦を出してきた。

「私の心の中ではすでに決めている」

 米紙ワシントン・ポストの集…

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