バスケ代表馬場雄大、26歳の転機 トム・ホーバス監督が下した厳命

松本麻美
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 バスケットボールの国際強化試合が13日、ゼビオアリーナ仙台であり、男子の日本代表(世界ランキング38位)はイラン代表(同23位)に82―77で競り勝った。後半は拮抗(きっこう)した展開が続いたが、第4クオーターに須田侑太郎らが3点シュートを立て続けに決め、逃げ切った。14日は第2戦がある。松本麻美

 米プロNBAとの契約をめざして海外で活動する馬場雄大にとって、昨夏の東京オリンピック(五輪)以来となる日本代表戦。第3クオーターで、こんな場面があった。

 3点シュートを放てるタイミング。一瞬の迷いから機を逸した。ベンチではトム・ホーバス監督が「打て」と身ぶりで強く指示している。直後に巡ってきたチャンス。今度は思い切りよく3点を決めきった。

 力強いドリブルでゴールに切り込むドライブが馬場の持ち味。一方、ホーバス監督は「3点」を重視するスタイルだ。シューターとしての意識改革を厳命され、試合前は「(シュート機会が)10本あったら6、7本は3点の気持ちで」と話していた。

 とはいえ、26歳は「二十数年続けてきたスタイルを変えるのは簡単なことではない」とも。言葉通り、前半はボールを持った際にドリブルを優先する場面が目立った。

 この日、チームで2番目に多い19得点を挙げたが、3点シュートは5本放って成功が2本。「もう何本か良い形で打てたはず。毎試合、ちょっとずつでも自分のスタイルを変えていけたら」。シューターとしての新たな挑戦は、始まったばかりだ。