「前年覇者の重圧、大変な面も」 高嶋仁さんが語る智弁和歌山の敗退

智弁和歌山・前監督
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智弁和歌山前監督 高嶋仁の目

13日、全国高校野球選手権大会2回戦 国学院栃木5-3智弁和歌山

 智弁和歌山はやるべきことをやれていませんでした。負けるときはこんなもんという気もしますが、勝てる試合だっただけに残念でした。

 送りバントの失敗もありましたが、各打者の狙い、意図など戦い方が明確に伝わってきませんでした。競っている試合では単打、単打でつないでいく意識が大切ですが、力んで飛球が多かったように思います。それと、ストライクを取りにくる変化球を逃さずバットを振ることです。それができていないと、打線がつながっていきません。

 戦い方という点では、国学院栃木の方が明確でした。智弁和歌山の六回表の1死二、三塁の勝ち越し機で内野手は前進守備を敷いてきませんでした。1点は許しても2点目は与えないという意図です。結果は内野ゴロの間に1点を取っただけ。いやな予感がしたら、その裏にすぐ逆転されてしまいました。

 前年覇者としての重圧もあり、大変な面もあったと思います。全員で甲子園に深紅の大優勝旗を返しに行くという第1の目標は達成できました。よくやったと思います。でも、出るからには目標はもっと上にあったはずです。この悔しさと教訓を3年生は次のステージに、下級生は秋に生かして欲しいと思います。(智弁和歌山・前監督)