市船橋・双子の森本、弟の借り返す兄の一打 市船soulが背中押す

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(13日、第104回全国高校野球選手権大会2回戦 敦賀気比8-6市船橋)

 市船橋の左腕・森本哲星は「配球に迷いがあって思いっきり腕が振れなかった」。2点リードの五回に2番手で登板したが、球が浮く。3長短打などで3点を奪われ逆転を許すと、最後まで修正できず計7失点。サヨナラ勝ちを呼び込んだ興南(沖縄)との1回戦のような好救援とはならなかった。

 鳥取出身。親の都合で中学卒業後に千葉へ引っ越すと、中堅を守る双子の兄・哲太と競い合いながら成長してきた。

 マイペースな弟が打ち込まれたら、しっかり者の兄が借りを返す。5点を追う九回だ。無死二、三塁から、応援曲「市船soul」の演奏に背中をおされながら、中堅右へ2点二塁打を放ち、意地をみせた。哲星が「2人だからやってこられた」と言えば、哲太は「2人で甲子園に立ててうれしかった」。森本ツインズの夏は笑顔で終えた。