いつか見せたい空舞う僕の花火 聖光学院・青山、光差した避難生活

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高橋健人
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聖光学院(福島) 青山浩士(こうし)捕手(3年)

 2011年8月、小学校1年生だった。山形県米沢市に住んでいた。

 父裕次郎さん、母孝子さん、2学年上の姉菜奈さんと4人で花火大会に出かけた。

 夜空に色とりどりの花火が打ち上げられ、とてもきれいだった。

 父も母も姉も笑顔を浮かべ、自分も自然と笑っていたように思う。

 「いっぱい苦しいことがあったので、こみ上げるものがあった。心にしみたような記憶があります」

 その5カ月前、福島市の幼稚園に通っていた。3月11日、幼稚園で大きな地震に遭った。

 「とても驚いた」

 自宅ではテレビが倒れ、物が散らかっていた。

 余震が怖くて、眠れなかった。

 原発事故を受けて、6月から山形に避難した。

 見知らぬ土地。転校した小学校に友人はいない。

 どこか息苦しくて、寂しい生…

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