全国戦没者追悼式、感染防止策とり1千人参列へ きょう終戦77年

石川友恵
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 終戦から77年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式日本武道館東京都千代田区)で開かれる。全国の遺族約600人や天皇、皇后両陛下、岸田文雄首相ら全体で約1千人が参列する。新型コロナウイルスの影響で昨年は約190人まで参列者を絞ったが、今年は感染防止策をとりながら規模を拡大。それでもコロナ前の参列者数の6分の1程度にとどまる。

 参列予定の遺族は43都道府県の592人(12日時点)。2020年から規模が縮小され、21年は過去最少の53人(全体では191人)だった。コロナ禍前は5千人前後が参列していた。

 追悼式は午前11時51分に始まり、正午から1分間の黙禱(もくとう)を捧げた後、天皇陛下が「おことば」を述べる。感染防止策として参列者はマスクを着用し、国歌斉唱はせずに弦楽器のみの演奏になる。式の様子は動画サイト「ユーチューブ」でも配信する。

 厚生労働省によると、12日時点で参列予定の遺族のうち、配偶者は1人(0・2%)だけで、最も多いのは子どもの319人(53・9%)。85歳以上が47人(7・9%)、戦後生まれが215人(36・3%)となり、戦争を体験していない世代が多くなっている。

 15日は、全国各地で自治体などが主催する追悼行事も予定されている。(石川友恵)