北朝鮮が旧統一教会の文鮮明氏を称賛 死後10年で遺族に追悼文
ソウル=鈴木拓也
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会が13日に、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の創始者・文鮮明(ムンソンミョン)氏の死去から10年に向けた追悼文を遺族に送った。「文先生の遺志を受け継ぎ、すべてがうまくいくことを願っている」などとしている。北朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」が記事として伝えた。
同委員会は、北朝鮮の韓国に対する工作機関である朝鮮労働党統一戦線部の傘下組織。記事によると、追悼文は、文氏の妻で教団の総裁を務める韓鶴子(ハンハクチャ)氏ら遺族に宛てられている。
9月3日で死去から10年と…
- 【視点】
韓国で特派員生活を長くしていると多かれ少なかれ、現地で「統一教(トンイルギョ)」と言われる旧統一教会系の関係者と接触する機会がある。それは主に南北関係の情報収集のためだ。統一教は韓国で、正統なキリスト教の宗派と認められていない一方、事業者
- 【視点】
反共産主義の統一教会(いまの世界平和統一家庭連合)の創始者・文鮮明氏が、1991年になぜ北朝鮮を訪れ金日成主席と会ったのかについて、文氏に直接聞いたと語っていた日本の政治家がいます。その前年に訪朝して日朝国交正常化交渉の開始に道筋をつけた、