ロシア軍、南部の占領地から一部撤退か ウクライナ側が攻勢強める

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ロンドン=国末憲人
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 ウクライナ南部のロシア占領地で、ウクライナ側が攻勢を強めている。ドニプロ川にかかる橋を攻撃し、ロシア側の物資補給路遮断を試みたほか、地元の抵抗運動も活発化。ロシア軍の一部に撤退の動きがあるとの見方も出ている。

 南部ミコライウ州のキム知事は13日、隣接するヘルソン州の状況について「愚かなロシア軍は、ドニプロ川の右岸(西側)を放棄することになった。右岸の司令部全体が川の方向に移動している」とSNSで発信し、ロシア軍の一部が東側に撤収する動きがあるとの見方を示した。西側の占領地には最重要戦略拠点のヘルソン市も含まれ、一部とはいえ撤退となれば戦況に影響する可能性がある。

 ドニプロ川下流にかかる3本…

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    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年8月16日10時11分 投稿
    【視点】

    ヘルソンという街は、内陸に位置しているように見えながら、大河ドニプロに面しているので、実は港町である。ヘルソン港は、ドニプロ川にあるにもかかわらず、ウクライナの港湾分類では海港とされている。 個人的に気になっているのは、橋を破壊されたロシ

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    小泉悠
    (東京大学先端科学技術研究センター講師)
    2022年8月15日19時34分 投稿
    【視点】

    ドニプロ川西岸からロシア軍の司令部が撤退しているという話ですが、これは西岸を放棄しようとしているのか、HIMARSの射程圏外まで司令部を下げようとしているのか、まだ判然としないですね。 ヘルソンが落ちれば、ロシアとしては開戦以来初めて州都