ライチョウ親子を中央アルプスに放鳥 動物園生まれは初

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 動物園から長野県中央アルプス・木曽駒ケ岳(標高2956メートル)に10日に移送され、その後はケージで保護されていた国の特別天然記念物・ライチョウの母子が14日、放鳥された。

 ヒナはいずれも那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で7月に生まれた。動物園生まれのヒナを野生に帰すのは初の試みだ。親離れをする10月上旬ごろまで生き残れば、環境省が中央アルプスで進めてきた「復活作戦」は成功に向けて大きく前進する。

 ライチョウは現在約1700羽おり、大半が北アルプス南アルプスに生息している。中央アルプスでは約半世紀前に絶滅したとされていたが、2018年夏に木曽駒ケ岳でメス1羽が確認されたのを機に、中央アルプスを生息地として復活させる計画が始動した。

 中央アルプスでは繁殖ができる成鳥が今は40羽程度まで増えた。環境省は25年までに成鳥を100羽前後まで増やすことを目標としている。