相手の対策や布陣変更… 鹿島・岩政大樹新監督が施した「交通整理」
勝見壮史
(14日、明治安田生命J1 鹿島アントラーズ2―0アビスパ福岡)
情熱的なフットボールをするよ――。
そう伝えていたという鹿島の岩政大樹新監督だが、選手たちの熱さは、想像以上だったようだ。前半10分、先制のオウンゴールを誘発したFW鈴木優磨が飛びついた勢いで押し倒された。「(ぶつけられた)あごが痛かった」と笑った。
「キーワードは強度と個性」。素早い攻守の切り替えを軸に、観客が引き込まれるような速い展開をめざす。今季就任したバイラー前監督も縦に速い攻めを求め、一時は首位に立った。
「ピッチ上のことは自分たちで判断して解決していい」。そんな前監督のスタンスは、選手には放任にも見えた。7月2日の柏戦を最後に5戦勝ちなし。両者の間に溝ができていた。
うまくいかないとき、選手を…
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