日韓「未来へ進む時、歴史問題解決できる」韓国大統領が光復節で演説

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ソウル=稲田清英
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 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説した。日本との関係について「普遍的な価値を基盤に、両国の未来と時代的な使命に向かって進む時、歴史問題もきちんと解決することができる」とし、改善への意欲を改めて示した。

 5月に大統領に就いた尹氏は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応などを見すえ、「戦後最悪」とも言われる状況の日韓関係の改善をめざしている。懸案の戦時中の元徴用工をめぐる問題では、7月に官民合同の協議会をつくるなどして解決策を探っている。

 尹氏は15日の演説で日本を「かつて我々の自由を取り戻し、守るために政治的な支配から抜け出さなければならない対象だった日本はいま、世界市民の自由を脅かす挑戦に対し、力を合わせていかなければならない隣人だ」と位置づけた。その上で、「両国の政府と国民が互いに尊重し合い、経済、安全保障、社会、文化にわたる幅広い協力を通じて、国際社会の平和と繁栄にともに寄与しなければならない」と語った。

 1998年に当時の小渕恵三

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    箱田哲也
    (朝日新聞論説委員=朝鮮半島担当)
    2022年8月15日14時17分 投稿
    【視点】

     尹錫悦大統領はまたも日本との関係改善がいかに重要かを国内に向けて発信した。日本の終戦の日は、韓国にとって、支配からの解放を祝う光復節で、毎年、時の大統領の発言はいやが応でも注目される。その特別な日を迎え、しかも政権への支持率低迷が深刻化す