「車内の熱で肉は焼けるか」 焼き肉店が実証動画で熱中症を注意喚起

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編集委員・小泉信一
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 猛烈な暑さが続く中、エアコンを止め、閉めきった車の中で肉が焼けるのかを検証する動画がインターネット上で話題だ。熱中症の危険性を広く伝えるため、前橋市群馬県高崎市で焼き肉店を営む「ホルモンしま田」が制作・配信した。

 「炎天下の車内に置き去りにされた子どもが亡くなる悲劇が絶えない。熱中症の危険性を訴えたかった」 同社の担当者はそう話す。動画は約6分。前橋の最高気温が38~39度との予報が出た日の午前中に実験し、その様子を撮影した。

 実験は、上州牛のもも肉をアルミホイルで包み、車のダッシュボードの上に置き、時間の経過とともに肉の温度や車内の温度を測定するもの。冷蔵庫から出した直後の肉の芯温は12度ほどだったが、約3時間後には65度くらいになった。

 車内の温度も実験開始とともにじわじわ上昇し、一時は90度近くになった。「車内での撮影は危険なのでフロントガラス越しに撮影しました。肉を取り出したときは熱々で、持つのも大変でした」と担当者。肉はしっかりと中まで熱が通っており、食べることができたそうだ。

 7月24日に動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信したところ、これまでに80万回以上再生された。「夏の車内の暑さの危険性を伝えるのにこれほど説得力ある検証はない」「視覚的に熱中症(の危険性)がわかる。関心がない人も見ると思うのでとても良いと思います」など好意的な評価が多い。

 コロナ禍で苦しむ子どもや学…

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    奥山晶二郎
    (サムライトCCO=メディア)
    2022年8月17日18時32分 投稿
    【視点】

    炎天下で車内に置き去りにされた子どものニュースが発信されると、必ず起きるのが、親への批判です。 もちろん、責任がある場合は法律にもとづいた対処は必要になってくるでしょう。 でも、SNSなどを眺めて思うのは、第三者による親への批判