集落みんなで「墓じまい」 寺と檀家がめざしたSDGsな挑戦

有料記事

河原田慎一
[PR]

 京都府の農村地域で、地区住民全員が合同墓を建てた。600年近い歴史がある曹洞宗の寺が檀家(だんか)の住民と話し合いを重ね、集落の全戸で「墓じまい」をし、1カ所にまつることにした。墓じまいの件数は増えているが、集落の全員で墓じまいをするのは珍しい。少子高齢化が進む中、寺と地域を「持続可能」にするための挑戦だという。

 南丹市園部町口司(こうし)の佛名(ぶつみょう)寺で12日、お盆の法要があり、約50人が集まった。合同墓でのお盆の法要は昨年に続いて2回目。「お寺を通じて皆さんの縁が深まるのも、また良いこと」。森屋徹全住職(58)はそうあいさつし、本堂の裏にある「合祀(ごうし)塔」に案内した。

 合祀塔では、約70軒の檀家の先祖をまつっている。下口司集落は約20戸がすべて檀家。全戸が合意し、集落の3カ所にあった共同墓地をすべて墓じまいした。存命の人も永代供養されることになり、いわば集落の全員が一つの墓に入る形となった。

 墓を撤去する墓じまいを含み…

この記事は有料記事です。残り1160文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!