有機物、鉱物の「ゆりかご」で地球へ? はやぶさ2の新たな成果発表

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玉木祥子
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 探査機はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の砂の分析で、海洋研究開発機構(JAMSTEC)などの研究チームが、有機物が鉱物に包まれた構造を見つけたと発表した。この構造はリュウグウ特有とみられ、チームは、有機物が鉱物に守られた状態で地球などに運ばれた可能性があるとみている。

 論文は日本時間16日に科学誌ネイチャー・アストロノミー(https://www.nature.com/articles/s41550-022-01745-5別ウインドウで開きます)に掲載される。

 リュウグウは、太陽系が誕生した46億年前の特徴を保っているとされる。チームはリュウグウの砂粒8個(1~4ミリメートル)、計50ミリグラムを分析した。すると、水を含んだ鉱物の中に「脂肪族炭化水素」が多い有機物が詰まっている構造が確認できたという。

 水を含む鉱物ができる際に周囲の有機物を取り込んだとみられる。この鉱物は比較的頑丈で、熱や衝撃から有機物を守る役目をしていると考えられるという。

 脂肪族炭化水素が多い有機物…

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