統計不正が影響、GDPの過去データ修正 「襟を正すべきだ」指摘も

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柴田秀並
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 国土交通省の統計不正の影響で、国の経済力をはかる目安ともされる国内総生産(GDP)の過去のデータが修正された。公務員による不正が原因での修正は「記録にない」(内閣府)といい、異例の事態だ。エコノミストや識者からは「信頼回復は容易ではない」との声が出ている。

 内閣府によると影響があったのは2018年度から21年度。不正によって過大になった「建設工事受注動態統計」がGDPの推計に使われていた。今回、この期間について不正の影響を是正したことで、伸び率が0・0~0・1ポイント上ぶれした。

 第一生命経済研究所の新家義貴氏は「経済予測が変わるような数字ではないとは思うが、それは結果論にすぎない」と指摘する。エコノミストらは、公的統計を使って経済状況の予測や分析を手がけており、「我々は国のデータを信じるしかない。ほかの公的統計の信頼性にも疑問を抱かせた事実は重い」と語る。

 国の統計をめぐっては過去に…

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