川の洪水「畳」で防ぐ、景観と防災を両立した先人の知恵 全国3カ所

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保坂知晃
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 和室の「畳」で川の洪水を防ぐ設備が、日本三大清流に数えられる岐阜市長良川にあるという。さっそく行ってみた。

 その名も「畳堤(たたみてい)」があるのは、織田信長の居城だった岐阜城のそばを流れる長良川の左岸。堤防道路にあるコンクリート製の欄干を見ると、柱の部分に幅8・5センチほどの溝がある。溝に畳を差し込むと欄干の隙間がふさがり、堤防をかさ上げできる構造のようだ。

 国土交通省によると、畳堤は1933年から7年間の築堤工事で、川に架かる忠節橋と金華橋の間の約1・2キロに造られた。欄干の高さは道路から1・2メートル。欄干の柱は1・71~1・76メートルの間隔で立つ。江戸間の畳を差し込むことを想定したものとみられる。

 岐阜市内の小学3、4年生の…

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