母娘刺傷事件で現場のDNA型が死亡少年と一致 SNSでトラブルか

板倉大地、西田慎介
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 北九州小倉北区の住宅で、この家に住む母親(37)と高校生の娘(15)が男に刺されて重傷を負った殺人未遂事件で、娘が男について「SNSを通じた知人だった」と説明していることが、捜査関係者への取材でわかった。

 現場に残されたこの男のDNA型が、事件直後の13日夜に列車にはねられて死亡した、東京都葛飾区の職業不詳の少年(17)のものと一致したといい、福岡県警は少年が事件に関与した疑いがあるとみて調べている。県警は、母娘を襲った男の特徴や服装が、死亡した少年に似ていたことなどから、発生当初から同一人物の可能性が高いとみていた。

 捜査関係者によると、娘は自分たちを刺した男について、SNSで知り合い、やりとりをしていたが、「事件前に直接、会ったことはなかった」などと説明しているという。

 少年は7日から自宅に戻っておらず、家族から行方不明者届が出ていた。少年が死亡した駅の近くでは、乗っていたとみられる盗難品の自転車が見つかった。県警は、少年の詳しい足取りの裏付けを進めている。

 15日、報道陣の取材に応じた被害者の母娘の親族によると、母娘は、市内の母親の実家から帰宅後に、屋内に隠れていた男に台所付近で襲われたという。玄関のドアが壊されており、男はそこから室内に侵入した可能性があるという。(板倉大地、西田慎介)