海なし県、海どっぷりな企画展 山梨県立科学館で8月21日まで

西村磨、池田拓哉
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 海のない山梨県内の子どもたちに、海の生き物についてたくさん知ってほしい――。県立科学館(甲府市愛宕町)で「アクアワールド~知ろう! 海のいきもの~」(朝日新聞甲府総局など後援)が21日まで開催されている。多目的ホールに「バーチャル海空間」を設け、五つのゾーンを通して海の環境保護やSDGsも学べる夏の特別企画展だ。

 「海へ続く洞窟」と名づけられた導入ゾーンを抜けると、大きな水槽の中で泳ぎ回るカラフルな熱帯魚たちが出迎える。

 目の前には横22メートル、縦7メートルの「巨大壁面アクアリウム」が登場。クジラやイルカが泳ぐスクリーンを眺めながら、海中にいるかのような感覚が味わえる。入場者が描いた魚の絵も3Dアニメとなって一緒に泳ぐ。アニメの魚に触れようとすると、サッと逃げていく仕掛けも楽しめる。

 床面のプロジェクションマッピング「海辺さんぽ」には海中の風景が広がり、足を踏み入れるとヒトデやウニなどの生き物の絵が様々な反応を見せる。

 海の豊かさを守る取り組みや活動について考える「海の環境・SDGsバナー展示」のゾーンも開設。握りずしのネタとなっている魚介類を詳しく説明するコーナーもある。会場の外では期間限定のイベントも開催している。

 今回の企画展は東海大学海洋学部が監修した。最新のデジタル技術を採り入れた「非接触型展示」で、新型コロナウイルス対策も考慮。同館は「家族そろって安心・安全に楽しめる企画展です。海のない山梨県の子どもたちに、海と海の生き物のことを楽しく学んでほしい」としている。

 期間中は無休で、観覧料は大人200円、小・中・高生100円(入館料は別途必要)。観覧は午前9時~午後5時半(最終入館は午後5時まで)。問い合わせは同館(055・254・8151)。(西村磨、池田拓哉)