青森知事、大雨被害続くなか香港出張 「県産品販路拡大のため」釈明

古庄暢
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 青森県三村申吾知事は15日、県内で大雨による河川氾濫(はんらん)などの被害が相次いだ9~12日に、公務で香港に出張していたことについて、「コロナ禍で落ち込んだ県産品の販路拡大のため苦渋の決断だった」と釈明した。県庁で開かれた大雨に対する県災害対策本部会議の冒頭で発言した。

 県内では東北北部に停滞する前線の影響で、8日午後から津軽地方を中心に大雨に見舞われ、中村川と岩木川水系の河川計7河川が氾濫(はんらん)。15日時点で、15市町村で計670棟以上の建物が浸水被害などを受けた。

 三村知事は、12日に現地の貿易支援機関「香港貿易局」と経済連携協定を締結するため、9日に県内を離れ、10日朝に東京から出国。12日夜に県内に戻るまで、災害対応の指揮を青山祐治副知事に委ねていた。三村知事が直接、災害への対応をとらなかったことに、県選出の国会議員などから批判が出ていた。

 会議後、三村知事は報道陣の取材に「人的被害がなく、岩木川の水位が低下していることなど被害状況は出国直前まで副知事から報告を受けていた」と説明。「ご批判もあると思うが、一国にも勝る経済力を持つ香港との協定は、青森にとって今後大事な布石になると判断した」と頭を下げた。(古庄暢)

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