下関国際打線は一回に強い 山口大会から徹底する「逆らわない打撃」

辻健治
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(16日、第104回全国高校野球選手権大会3回戦 下関国際9-3浜田)

 この夏の下関国際は、ひと味違う。一回の攻撃に強いのだ。

 地方大会からの6試合で、一回に得点できなかったのは山口大会決勝だけ。8強をかけたこの日も開始早々に先手を取った。

 先頭の仲井慎が逆らわない打撃で右翼線へ二塁打。四球と犠打で1死二、三塁とすると、4番・賀谷勇斗が中堅へかえして2点を先制した。体を開かず、センターから逆方向へ低く鋭い打球を心がけてきた成果が出た。仲井は言う。「チームでこの打撃を徹底できているから、初回に点が入っていると思う」

 これまでの下関国際は終盤の粘り強さが特長だった。新たな持ち味を得たことで、味方投手陣に良いリズムを与えている。この日も先発古賀康誠が六回2死まで無安打投球を続けた。

 初めて準々決勝に進んだ第100回は4強入りを逃した。「まだ先輩たちを超えられていないし、足りない部分もある。次もしっかりやっていく」と仲井。甲子園のベンチ入りメンバーは3年生ばかり。4年前の躍進を目標に下関に集った18人が、新たな歴史を刻む挑戦権を得た。(辻健治)