核合意の復活、遠のいたか イランが土壇場で示した新たな要求

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テヘラン=飯島健太
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 イランの核開発を制限する核合意の復活に向けた米国とイランの間接協議で、仲介役の欧州連合(EU)による「最終文書」に対し、イランは「回答期限」の15日夜、新たな要求を突き付けた。イランは事実上EUの提案を拒絶し、米側に譲歩を迫った。

 イランのライシ大統領は15日午後、外交政策を統括する最高安全保障委員会を臨時に招集した。核合意の復活に向けてEUが8日に提示した最終文書について検討し、イラン側の方針を議論。新たな要求をまとめ、EU側に書面で提出した。

 EU側は最終文書をもってイランに「イエスかノーか」と迫っていた。それに対し、イランのアブドラヒアン外相は15日、「米国が現実的で柔軟な返事をすれば合意に至る。そうでなければ、我々には追加の交渉が必要だ」と主張していた。だが、追加の交渉に米国が応じるかどうかは不透明で、合意の復活は再び遠のいたことになる。

 核合意はイランと米英仏独中…

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