日韓懸案の解決策「深く悩んでいる」 韓国大統領、徴用工問題で吐露

ソウル=鈴木拓也
[PR]

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は16日、日韓関係の懸案となっている戦時中の元徴用工をめぐる問題などの解決策で「様々な案について深く悩んでいる」と述べた。

 尹氏は、日本の植民地支配からの解放を記念する15日の「光復節」の式典で、日本を「普遍的な価値」を共有する国として「歴史問題もきちんと解決することができる」と演説。関係改善への意欲を強く印象づけたものの、解決への道筋が見えない徴用工の問題には直接、言及しなかった。

 16日に記者団から、演説で徴用工や慰安婦の問題に直接ふれなかったことを問われ、尹氏は演説が「対日関係の基本的な考え方」との趣旨で、「細かい話は入っていないが、その趣旨にすべて含まれると考えればいい」とした。

 また、慰安婦問題について「人権と普遍的価値と関連した問題ではないか」とも述べた。(ソウル=鈴木拓也)

  • commentatorHeader
    箱田哲也
    (朝日新聞論説委員=朝鮮半島担当)
    2022年8月16日22時50分 投稿
    【視点】

     検事出身ゆえか、もともとそういう性格なのか。尹錫悦大統領周辺に聞くと、本人は最近まで支持率のことをさほど気にしていない様子だったという。その根拠のひとつは、「大接戦の末とはいえ、大統領選を制したのは我が方である」という正統性だと指摘する関