第26回死の恐怖、兵士に乗り越えさせるためには 各国軍隊の士気の高め方

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牧野愛博
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 ロシアによるウクライナ侵攻から間もなく6カ月になる。ロシア兵は大義のない戦いに悩み、国土を防衛するウクライナ兵の士気は高いとも伝えられる。兵士は誰のために戦うのか。軍はどうやって士気を高めているのか。

 米国のソマリア派兵を描いた映画「ブラックホークダウン」。生き残った米兵が「俺たちは仲間のために戦い続ける」とつぶやく。

 韓国軍の元将校は「あのセリフは真実だ」と語る。「殺されるかもしれないという恐怖に打ち勝つ信念が士気につながる」という。

 「戦う最大の理由は、死にたくないからだ。少し余裕があれば、一緒にいる戦友のために戦う。更に余裕が生まれれば、家族のために、最後に国のために戦うと考える」

「背中を見せる」自衛隊

 自衛隊の場合は、上官が「背中を見せる」行動を取ることで、部下を教育している。

 陸上自衛隊では、駆け足訓練…

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