福島市長、旧統一教会系イベントに顔出し 「トラブル知らず」釈明

酒本友紀子
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 福島市の木幡浩市長(61)が、初当選した2017年から年に1度ほど宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関連イベントに顔を出したり、幹部と懇談したりしていたことが分かった。16日、朝日新聞の取材に明らかにした。

 木幡市長によると、17年の選挙で支持を広げるため市内を回るなか、支援者の案内で旧統一教会にあいさつに行った。そこで接点ができ、年1回程度、関連イベントに招かれたり、出席できない時はメッセージを送ったりした。幹部と意見交換することもあり、再選を果たした昨年の市長選前には市内の教会での集会に顔を出したという。

 木幡市長は「これだけの(信者との)金銭トラブルを抱えていることは知らなかった」と釈明。旧統一教会が15年に名称を家庭連合に変えたことについては「たぶんそうなんだろうなとは思っていたが、明確な意識はなく、特に深く調べもしなかった」とした。

 旧統一教会側から行政上の要請を受けたことはないといい、「(顔出しは)一市民、一生活者の思いを聞く場だった」と説明。そのうえで、今後の旧統一教会との関わりについては「付き合いを慎重にしなければいけない。家庭連合だけではなく、(付き合う)相手に対する認識をもっと慎重に考えないといけない」と話した。(酒本友紀子)