将棋学生名人・川島さん、対プロ3連勝ならず 「感覚が全然違った」

有料記事

北野新太
[PR]

 第16回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)にアマチュア枠で出場した学生名人で早稲田大2年の川島滉生(こうせい)さん(19)=川崎市=は16日、東京都渋谷区将棋会館で1次予選3回戦に臨み、宮田敦史七段(41)に126手で敗れた。

 舞台となったのは、将棋会館に九つある対局室の中で最も格式高い「特別対局室」。川島さんは「感慨深かったです」と語る。小学生の時、日本将棋連盟の育成機関「研修会」に在籍していた時以来の入室だった。「特別対局室は別格です。アマチュアで指せる人はなかなかいないのでうれしかったです」

 振り駒で先手を引くと、中飛車に構えて対抗型に。得意とする相穴熊の将棋になった。「(序盤は)互角以上はあると思って指していましたけど、具体的に良い方向に結びつける手が見えなかったです」。中盤になり、宮田七段が指した2手にプロの技術を体感する。

 まずは△6四金。先手の角の進出を食い止める手段だが、遊び駒になりやすい。続いて△7七歩成。と金を作る大きな一手ではあるけれど、穴熊からは遠い。いずれも実戦感覚では指しにくい手だったが、本譜の進行ではいずれも有効手となり、後手勝利の象徴となった。

 「さすがでした。自分の感覚…

この記事は有料記事です。残り686文字有料会員になると続きをお読みいただけます。