再選危うい? ボルソナーロ大統領、支持はずっと低迷 選挙戦始まる

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サンパウロ=軽部理人
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 10月2日に実施されるブラジル大統領選の選挙戦が16日、始まった。再選を目指す現職で右派のボルソナーロ大統領と、左派のルラ元大統領の事実上の一騎打ちになる見込みだが、ボルソナーロ氏の支持は低迷している。1985年の民政移管後、再選を目指す現職の大統領が敗れる初のケースとなる可能性がある。

 「この場所で私は生まれ変わった。大統領として全てを捧げることが決まった場所だ。我々は必ず勝利する」。ボルソナーロ氏は16日、南東部ミナスジェライス州ジュイスデフォラ市での演説で声を張り上げた。

「ボルソナーロ氏に打つ手はないように見える」――。記事後半では、ブラジル政治の専門家に、ボルソナーロ氏の再選が厳しいとみられる理由を聞いています。

 ボルソナーロ氏は2018年9月、大統領選の候補者として同市を訪れていた際、暴漢に腹部を刺されて負傷したが、選挙には勝利した。今回、演説場所に選んだのは「験担ぎ」の意味合いがあるとみられる。

対立候補のルラ元大統領、今も根強い支持

 ブラジルの法律では、今年の大統領選で「候補者」としての選挙活動が公式に認められるのは16日から。日本での「公示・告示」にあたり、自らに投票を呼びかける選挙集会などを開くことが可能になる。

 だが、7月下旬に再選出馬を表明したボルソナーロ氏はこれまで、自らの4年間の政策を連日のようにSNSで自賛。また、対立候補であるルラ氏を名指しして「ブラジルを社会主義に戻してはいけない」と主張するなど、事実上の選挙戦を展開していた。

 ボルソナーロ氏は19年に就…

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