高岡早紀、直感でおもしろい方へ 初の二人芝居「毛皮のヴィーナス」

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編集委員・藤谷浩二
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 「おもしろそうだと思ったらあまり深く考え込まず、直感でそちらへ進みます」。そう語る高岡早紀がピンときたという初めての二人芝居「毛皮のヴィーナス」に臨む。

 200席余りの小劇場で、謎めいた女優と野心家の男性演出家が繰り広げるスリリングな密室劇だ。「可能性がたくさんある戯曲で、稽古中の今も正解は見えません。もしかしたら着地点をまだ知りたくないのかも」。演じ終えたら見えるであろう光景を、楽しみに思い描く。

 マゾヒズムの語源となった19世紀オーストリアの作家マゾッホの小説に想を得た米国の劇作家デヴィッド・アイヴスの戯曲。2010年にニューヨークで初演され、13年にはロマン・ポランスキー監督が映画化した。物語では、演出家トーマスのオーディションを受けに女優ヴァンダがスタジオを訪れる。2人でせりふを読み合わせるうちに力関係が逆転したり、現実と劇中劇の登場人物が入りまじったり。エロチシズムと理性との間で揺れる人間の姿が生々しく浮かび上がる。

記事の後半では演出の五戸真理枝さん、共演の溝端淳平さんへの思いや、高岡さんが感じる舞台ならではの魅力について語ります。

 「密室だからこそ、2人はジ…

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