「大きな存在になりすぎた」電通 仕切ったスポンサー契約、見えぬ闇

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野村周平 編集委員・稲垣康介
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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのスポンサー契約にからむ今回の事件。大会のスポンサー契約とはどのようなものだったのか。

 大会の組織委員会が直接契約したスポンサー企業は、上位から「ゴールドパートナー」「オフィシャルパートナー」「オフィシャルサポーター」の3階層に分かれていた。高位のスポンサーになるほど宣伝広告に使える権利が増える仕組みだ。高橋治之元理事(78)に資金を提供したAOKIホールディングスは、最下位のオフィシャルサポーターだった。

 関係者によると、スポンサー料は企業ごとに異なるが、カテゴリー別の目安は上から順に150億円、50億円、十数億円程度だったという。スポンサー料の一部を物品やサービスの提供で補う契約もあった。

多額のスポンサー料が集まったカラクリ

 組織委と国内スポンサー契約を結んだ企業は68社(うち1社はパラリンピックのみ)。そこから集まったスポンサー料は計3761億円にのぼり、組織委が得た総収入6404億円の6割近くを占めた。組織委関係者は「国内スポンサーから得た収入は、おそらく五輪史上最高額だろう」と語る。

 多額のスポンサー料が集まっ…

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    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・国連職員)
    2022年8月17日19時40分 投稿
    【視点】

    「五輪とカネ」の「カラクリ」についてよくまとめられた記事だと思いました。小さい頃からずっと憧れて、やっと手にした五輪の思い出が・・・、感動と興奮の、皆の想いが凝縮された夢の舞台が・・・、毎晩寝ずに働いていた組織委スタッフがいたたまれない・・