西田幾多郎の絶筆原稿を初公開 「私の論理について」筆乱れずに

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小島弘之
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 日本を代表する哲学者、西田幾多郎(1870~1945)の絶筆となった原稿が、開館20周年を迎えた「西田幾多郎記念哲学館」(石川県かほく市)で初めて公開されている。死の寸前まで思索を続けたことが見て取れる、未完の作品だ。

 色あせた原稿用紙には、タイトル「私の論理について」とある。西田が神奈川・鎌倉の自宅で亡くなる1週間前に書き始めた論文で、けいれんを起こして昏睡(こんすい)状態になる直前まで執筆を続けた。

 原稿は200字詰めの用紙5枚。「私の論理と云ふのは学界からは理解せられない」などと書かれており、当時すでに哲学者として有名だった西田が、世間から十分に理解されていない自身の論理を説明しようとしていたことが分かる。

 最後まで筆は乱れていない…

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