第1回「プーチン氏ぶち切れた」見過ごしたブッシュ政権 進言相次いだのに

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ワシントン=高野遼
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 インタビュー中、あるベテラン外交官が後悔交じりの言葉を漏らした。

 「あのとき、米国はロシアへの態度を変えるべきでした。我々はプーチン大統領の言葉を真剣に受け止めず、間違いを犯してしまったのです」

 率直な悔恨の言葉に、私は思わずペンを止めた。

 「そう。我々は、プーチン氏がのちに侵略者になると気づくのが遅すぎたのです」

 この言葉をきっかけにして…

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年8月21日12時7分 投稿
    【視点】

    世界には悪い人はいる、残念なことは起きる。そんな事実を知りながらも、自分においては、大丈夫。きっと悪いことが起きないだろう・・・。そう考える傾向は心理学用語でいうoptimism bias(楽観バイアス)という。 ブッシュ(子)大統領

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    江川紹子
    (ジャーナリスト・神奈川大学特任教授)
    2022年8月21日17時23分 投稿
    【視点】

     かつて要職にいて、大統領や副大統領に進言する立場にいた人が、しっかり回顧録を残す。その中で自省的な振り返りがなされ、取材にも応じて語る――そういうことができるところに、アメリカの本当に強さがあるんだな、と改めて思う。  「ウラジーミル、

連載なぜプーチンを止められなかったのか アメリカ 対ロシア外交の20年(全4回)

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