「衣装で品が良くなった映画も」 森さん死去、評論家ら悼む声相次ぐ

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 11日に死去した世界的ファッションデザイナー、森英恵さんの訃報(ふほう)を受け、親交のあった人々から悼む声があがった。

 服飾評論家の深井晃子さんは「間違いなく日本のファッションを世界に知らしめたパイオニアだった」と指摘する。「知性と教養、品があって、人柄も素晴らしくバランスの取れた方だった。日本の洗練された上品さを洋服に昇華させ、それが世界的にも国内でも評価されたのでしょう」

 森さんは映画の衣装も手がけ、今年の第45回日本アカデミー賞で会長功労賞を受賞。日本アカデミー賞協会は公式ツイッターで、小津安二郎新藤兼人大島渚吉田喜重といった監督らの作品に携わったことを紹介し「50年代日本映画黄金期において、映画衣裳デザインの先駆者として活躍されました」「謹んでご冥福をお祈りいたします」とコメントした。

 映画研究者の木下千花・京都大大学院教授は、森さんが衣装を手がけた映画「太陽の季節」などに触れ、「日本の現代劇の衣装に大きく貢献した。非常に強く印象に残る洋服で、シナリオを理解した上で物語にも貢献していた。森英恵さんの衣装で品が良くなった映画はたくさんあると思う」と話す。

 森さんは團伊玖磨作曲のオペ…

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