和食充実のソウルでも恋しい…「吉野家の牛丼」がない理由

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鈴木拓也
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特派員メモ@ソウル

 ソウルの若者に今、和食が人気だ。ラーメンやとんかつはもちろん、1人20万ウォン(約2万1千円)以上の高級すし店などで、「おまかせ」を頼むのが「モシッタ(かっこいい)」という。コツコツ貯蓄しても、価格高騰のマンションは手に入らない。それなら、恋人や気の合う仲間とプチぜいたくを楽しもうというわけだ。

 和食が充実する韓国に暮らしていても、恋しくなる味がある。吉野家の牛丼だ。海外に973店舗(6月末現在)を展開する和食ファストフードの代表格だが、韓国には1店舗もない。同社によると、1996年にソウルに進出したが、わずか2年で撤退したという。なぜか。

 知人の韓国人たちに聞いてみ…

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