尾上右近が自主公演「つながって来たものを形に」 文楽人形とも共演

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増田愛子
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 歌舞伎俳優の尾上右近が、3年ぶりに自主公演「研の會(かい)」を開く。6回目となる今回は、共に初役となる清元の舞踊「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ) かさね」と、義太夫狂言「実盛物語」を選んだ。

 「やりたいものを、やりたい」という思いで、2015年に始めた自主公演。「吉野山」の忠信や「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」の弁天小僧菊之助は、その後、南座や歌舞伎座で演じている。「本公演につながることがあると体感した。今回も『パイロット番組』のような感覚もあります」と話す。

 色模様から陰惨な殺しに至る展開も劇的な、「かさね」。今回は、かさねと与右衛門を、文楽人形遣いの吉田簑紫郎(みのしろう)操る人形と、役がわりで演じるのも眼目となる。「お互いの良さが生かせるような形にさせて頂けたら。かさねにも与右衛門にも、どこか共感してしまうところがあります」

 女形として活躍する場面も多いが、実盛のように、正義感にあふれ情理を兼ね備えた「生締(なまじめ)」の役柄に、ずっと憧れてきたという。「僕のニン(個性)に重なる部分が少ないと言われたこともあり、『生締』は難しいだろうな……と。でも、実盛は子供思いの柔らかい役柄でもある。まずはやらせて頂こうと、思いました」。今回は、尾上菊五郎に指導を仰ぐ。

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