聖光学院、福島勢51年ぶりの決勝進出なるか 「2、3点勝負に…」

滝口信之
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 福島県勢51年ぶりの決勝進出なるか――。第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)で、聖光学院は20日の第1試合(午前9時開始)で決勝進出をかけて、仙台育英(宮城)と対戦する。

 聖光学院の選手たちは19日午後、兵庫県西宮市の球場で練習に励んだ。野手陣は相手のエース左腕を想定して左投手を打ち込んだほか、バント練習にも時間を割いた。最後はシートノックで締めた。

 投手陣はベンチ入りした4選手のうち、小林剛介選手(3年)ら3人はブルペンで投げ込んだが、エースの佐山未来選手(3年)は投球せず、ランニングやストレッチで汗を流した。

 仙台育英は初戦の2回戦で鳥取商に10―0で快勝して勢いに乗ると、明秀日立(茨城)との3回戦は七回に一挙3点をあげ、逆転勝ち。愛工大名電(愛知)との準々決勝は序盤から機動力を駆使し、逃げ切った。投手陣も2回戦から準々決勝まで、3試合を継投で勝ち上がり、140キロ超の投手を複数抱えている。

 この日、オンライン取材に応じた聖光学院の斎藤智也監督は、準決勝は「2、3点勝負に持ち込まないと勝機はない」との見方を示し、「豪速球に対して、犠打やヒットエンドランなどはどのくらい対応できるのか。対応力が試される試合になる」と話した。

 赤堀颯主将(3年)は「山登りならまだ2・5合目とチームで捉えている。ここから一気に駆け上がりたい」と意気込む。自身も4試合続けて第1打席で安打を放ち、チームを勢いづける活躍。準決勝も「どんな形でも出塁し、流れを持って来たい」と話し、「目標は日本一。そのためにもまずは次の試合を負けないように戦う」と誓った。(滝口信之)