ザポリージャ原発の非武装化、ロシアが反対 「ウクライナが挑発」

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リビウ=坂本進、ニューヨーク=藤原学思、高野裕介=イスタンブール
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 ウクライナのゼレンスキー大統領と国連のグテーレス事務総長、トルコのエルドアン大統領が18日、ウクライナ西部リビウで3者会談し、ロシア軍の占拠下で砲撃が相次ぐ中南部ザポリージャ原発の安全確保などで一致した。グテーレス氏は同原発の一帯を非武装化するよう求めた。

 欧州最大の出力を持つザポリージャ原発周辺では8月に入って砲撃が相次ぎ、ウクライナとロシアの双方が非難し合っている。

 ゼレンスキー氏によると、会談では同原発への国際原子力機関(IAEA)の視察実現に向け、ウクライナと国連が協力することで合意。ゼレンスキー氏は会見で「ロシアは今すぐ原発から軍隊を撤退させ、砲撃をやめなければいけない」と述べた。

 グテーレス氏は会見で同原発の現状に「深い懸念」を表明。「純粋な民間のインフラとしての態勢を再び整え、地域の安全を確保するための合意が必要だ」として、一帯を非武装化するよう訴えた。エルドアン氏も「我々は新たなチェルノブイリを経験したくはない」と懸念を表明した。

 一方、タス通信によると、ロシア外務省のネチャエフ情報報道部副部長は18日の会見で、ウクライナ側がザポリージャ原発をめぐって挑発行為に出る可能性があるとの見方を示した。こうした中で一帯を非武装化すれば原発が脆弱(ぜいじゃく)になるとして、「一帯を非武装地帯にする提案は受け入れられない」と語った。

 米ウォールストリート・ジャ…

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