ノリ漁を前に一斉清掃 有明海沿岸の漁港、中学生も参加

野上隆生
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 佐賀県有明海漁協は19日朝、各支所で一斉に地元漁港の清掃活動をした。佐賀市南部の戸ケ里・寺井津漁港では、南川副支所の組合員や婦人部の約300人が参加。川副中学校の2年生14人も手伝いに駆けつけ、ヨシくずや流木、ビニールなど港に打ち上げられたごみを次々とトラックの荷台に積み込んでいった。

 県水産課によると、この日の清掃活動には県有明海漁協の15支所中14支所の1620人が参加。県内各地の漁港で集めたごみは205立方メートル(4トントラック82台分)になったという。

 南川副支所によると、漁港の清掃はノリ漁の準備が始まる9月を前に、「クリーンアップ活動」として毎年取り組んでいる。今年は台風や雨が少ないため、ごみは比較的少ないというが、それでも、1時間ほどでごみの山ができた。

 清掃活動に地元の中学生が加わるのは、昨年に続いて2回目。中学生たちは「総合的な学習の時間」でSDGs(持続可能な開発目標)の勉強に取り組んでおり、「地元がノリ生産日本一を守っていくために、自分たちにもできることはないか」と考え、清掃に参加したという。

 2年の中原美來(ちゅら)さん(13)らはインタビューも体験。「美しい漁港にするために、中学生がお手伝いできることは?」と尋ねると、南川副支所職員の馬場賢一さん(44)は「今後も清掃作業の手伝いを続けてほしい。そして、おいしいノリをしっかり食べていただけるとありがたい」と答えていた。野上隆生