「もう二度と悲しむ人が出ないよう」祈り 広島土砂災害から8年

黒田陸離
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 77人が亡くなった広島土砂災害から20日で8年を迎えた。広島市では各地で慰霊の催しがあり、遺族や地域住民らが犠牲者へ思いをはせた。

 安佐南区八木3丁目では土石流が相次いだ時間に合わせ、砂防ダムに「忘れまい 8・20 伝える」の言葉が映し出された。

 香川県から3年ぶりに訪れた若松直美さん(60)は、次女の湯浅みなみさん(当時28)とその夫、康弘さん(同29)、みなみさんのおなかにいた孫のもみじちゃんを亡くした。今春、コロナ禍で移動に制限があった介護職を定年退職した。「みんなの面倒を見たかったな」。夫の順二さん(59)、長女の橋村優希さん(37)と慰霊碑に酒やジュースを供えて3人を悼んだ。「もう二度と悲しむ人が出ないよう、ずっと祈っています」と話した。(黒田陸離)