下関国際が決勝進出、しぶとい打撃光る 近江・山田は七回途中で降板

安藤嘉浩
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(20日、第104回全国高校野球選手権大会準決勝 下関国際8-2近江)

 ◎…連投の疲れが見える近江・山田を、下関国際がしぶとい打撃で攻略した。

 六回、2四球と犠打野選で1死満塁とし、森が高めの直球に振り負けずに右翼線へ流し打って2点を勝ち越し。七回は仲井の中犠飛で加点した。小さな構えから確実にボールをとらえる打撃で山田を降板させると、八回は連続スクイズなどでダメを押した。投げては右腕の仲井が伸びのある直球を主体に、二回途中からロングリリーフした。

 近江も三回に清谷、山田の長打で追いついたが、五回1死満塁を生かせなかったのが響いた。安藤嘉浩

 ●多賀監督(近) 「追い込んでから非常に粘られ、甘く入ると食らいつかれた。山田が終盤にかけて持ち直せず、相当疲れがあったのだと思った」

 ▼山口勢は滋賀勢に2戦2勝 20日の準決勝第2試合で下関国際が近江を破った。両県勢の対戦は、第70回大会(1988年)2回戦で宇部商が八幡商に勝利して以来。

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