「東北6県の悲願実現して」聖光学院の応援団も仙台育英にエール

狩野浩平、斎藤徹
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 夏の甲子園で初めての東北勢対決となった準決勝は、仙台育英(宮城)が制した。東北勢の初優勝を目指し、22日の決勝に臨む。

 一塁側のアルプス席は、仙台育英の生徒や保護者といった学校関係者ら約800人が詰めかけた。チームは二回、打者14人の猛攻で11得点。吹奏楽部がチャンスで奏でる「モンキーターン」が鳴り続け、跳びはねて喜ぶなど沸き立った。

 仙台育英の決勝進出は3度目だ。1989年と2015年は準優勝で終わり、ほかの東北勢も優勝は果たせていない。

 野球部OBで、00年夏の甲子園に右翼手として出場した西山洋平さん(40)は東京から訪れ、「今度こそ、深紅の大優勝旗を母校に持って帰ってほしい」と期待を寄せる。

 三塁側のアルプス席にも900人を超える聖光学院(福島)の応援団が集まった。大量失点後も懸命にメガホンをたたき、最後まで選手にエールを送った。

 野球部OBの鈴木遥介さん(20)は「仙台育英は十分優勝を狙える。優勝旗の『白河の関越え』は東北6県の悲願。ぜひ実現してほしい」と思いを託した。(狩野浩平、斎藤徹)